プロポーズをさせてね

赤の他人が歌う、これまた赤の他人の話。

どうしてひとは「私のための歌だ」と信じるのだろう。音楽には、聴き手に強烈な自覚をもたらし、かつそれを信仰に変えてしまう力がある。

 

口下手な私は長いことエッセイを書いているが、それも書ける心理状態でないとき、たくさんの音楽に助けられてきた。

父を亡くしたときはMISIAに没頭し、停滞する日々にはKOTORIがいてくれ、ユーミンに癒される時間があり、WOMCADOLEに魅せられ、泣くためにUruを聴いた。最近はサンボマスターに励まされている。

ああこのことばが欲しかったのだとか、私はこう思っていたのだとか。ひとりでは辿りつけなかった深層に、音楽はいつも連れて行ってくれた。

 

 

音楽もエッセイも余暇だろう。なくても死なないし、戦争になったらきっと真っ先に燃やされてしまうものだ。しかしだからこそ、いつまでもその存在をゆるされていてほしい。

音楽もエッセイも、私にはとてもいとおしいから、どうかとけあって生活になってください。そういうプロポーズを、この場所で書いていこうと思います。

 

初回bgmは私のだいすきな曲で。

 

♪ 荒井由実松任谷由実)/やさしさに包まれたなら

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咲月という名で文章を書いています。21歳のフリーライター・エッセイストです。noteTwitterを見てもらえるともうすこし私のことがわかると思います。

ここでは音楽しばりでエッセイを書きます。毎週日曜日更新の予定です。

はてなブログの使い方はよくわかっていないので、間違えていたり失礼なことしていたりしたら教えてくださると助かります。よろしくお願いします。